こんにちは!30代男性会社員のたけのこです。
6ヶ月の育休を取得することを決めた後のお話です。
特に男性の場合、気になるのは会社との調整事項だと思いますので、その点を中心に記録します。
6ヶ月育児 出産前の調整
会社に対してやることは下記の3つでした。
STEP1:上司への報告(出産予定日の6ヶ月前)
STEP2:会社の労務部への育児休業手続き(出産予定日の2ヶ月前)
STEP3:業務引継の完遂(出産予定日の2週間前)
STEP1 上司への報告 ・・出産予定日6ヶ月前
まずは上司へ報告しなければなりません。
結論から言うと、私の上司や周囲の方の反応は、「6ヶ月はびっくりしたけど、全然OK。今はそういう時代だよね」といった感じでした。
報告において最も気を付けたことは、「決めたら早く報告すること」でした。
会社からすると、人員が一人減るということは、一人補填しないといけなくなります。1週間や2週間の離脱であれば工数をやりくりして都合をつけられるかもしれませんが、6ヶ月となると一人分の業務自体に対して手を打つ必要があります。
そうすると、どの部署から応援を呼ぼうか、派遣社員を採用しようか、定常業務を減らそうか、予定プロジェクトを一つ減らそうか、など、どの方針の手段を採用するかを決定します。
その手段の決定後に、その手段に実際に取り組む手続きが発生します。たとえば、派遣社員を採用する場合は、その業務を担当するスキル条件は何か、応募期間・面接調整・業務開始手続き、等々、かなりの工数を要してようやく完了するものであると想像に難くありません。
となると、報告は早い方が間違いありません。
とはいえ、この中でさらに1点、気にかけておかないといけないこともあります。
母体が安定期に入っているかどうか、つまり、「奥様の承諾」です。
安定期は、妊娠から5ヶ月目に入った頃を指します。すなわち出産予定日の5ヶ月前です。
安定期に入る前は、まだ生まれてくるかどうか予断を許さない、といった状況です。
大きな変化を頑張って克服しようとしている状態。つわり、とても大変そうでした。
もしものことが発生してしまった場合、どんな覚悟が必要なのか。
その場合、他者に対して開示できるのかどうか、心の問題になります。
そこまで考えて奥様に伺ったところ、「妊娠と6ヶ月育休の決定は変えられない事実なのだから、むしろさっさと言っておしまい」でした。笑
相まって、上司への報告の仕方は下記の通りです。
・熟考の末、6ヶ月育休を取ることにした
・会社への負担がかかることを考慮し、安定期に入る前であるが、報告した
・夫婦共働き&上京者なので、両親の助けが受けられないことも危惧した
・業務引継ぎは100%行います
(・日本政府の育休推進制度の活用により、この今後の社会情勢の変化を体験から学びたい)
最後のかっこ内の要素は子どもの誕生という本筋から遠い話であり、嘘っぽい(事実として嘘)なので、状況によって伝える伝えないの判断が要るかと思います。
私の一例でしたが、参考になりましたら幸いです。
STEP2 労務部への育休手続き ・・出産予定日2ケ月前
私の場合、「産後パパ育休」は使いませんでした。「育児休業」のみです。
シンプルに言うと、『休業期間を分割しない場合、育児休業のみでOK』です。
産後パパ育休と育児休業の違い、内容については↓の記事がわかりやすいです。
「産後パパ育休」「育休」改正内容をどこよりもわかりやすく徹底解説
また、育児休業を取得する場合は、原則として休業開始の1か月前までに雇用主に申し出する必要があります。余裕を見て、2ケ月前には完了できるようにしておけばよいかと思います。
申請先は会社の労務部(あるいは総務部・人事部)となります。
会社から、国のしかるべき機関へ申請を代行して行う流れとなります。
申請には母子手帳のコピーなども必要になってくるため、奥様と連携を取って進めました。
STEP3 業務引継の完遂 ・・出産予定日2週間前
引継書を作り、それをベースとして引継先の担当者と1on1でミーティングしていきます。
できれば、引継後を想定して、実際に業務を実施していただくのがベターです。
もし、引継先担当者がどうしても困った時のために、自身の私用携帯の電話番号や、LINEの連絡先を伝えておくのもよいかと思います。
そしてそれらの引継ぎは、できれば2週間前に完了しておくことをおすすめします。
なぜかというと、、次の項目です。
STEP4 出産予定日2週間前の夜中・・
初産の場合は出産予定日よりも早く生まれてくるものよ、という雑談を聞きました。
まさにその通りで、ある日突然、真夜中に破水しました。予定日の2週間前でした。
私の奥様は男前で、自分で冷静に専用車を電話で呼び、準備済みのバックを片手に一人で病院に行ってしまいました。私は、あわあわ。
翌日は有休を使い、まずは家でじっとしていました。奥様の「きていいよ」というコールで病院へ直行。すると、するする陣痛が始まり、隣で手を握っていると、そのまま出産。私からは見えない位置、小さなカーテンの間から「ふぎぃ」という声が聞こえ、ぽこんと出てきました。
あの時の感動は、やっぱり忘れられません。衝撃的といった感じではなく、何か得たいの知れない嬉しさを伴ったびっくりマジックを見せられたような感覚でした。体がじわぁ、、となりました。
そこから家に帰らされ、それから3日間は1時間だけの面会、4日後に退院となりました。
仕事はできなくはない状態でしたが、すべて有休を使用。
退院後は全く仕事ができない状態でした。新生児は怪獣です。泣いて飲んで寝てオムツを替えてのループが24時間。なるほど、寝れません。
結局、予定日の2週間前に生まれ、その2週間分はすべて有休を使用しました。
このあたりは、産後パパ育休の発動が本来望ましいのかもしれません。ただ、あまり考えずに調整するには有休がとてもやりやすかったので、この方法もアリなのかな、と私は感じました。
なので、業務引継ぎもまた、前もって完了させておくとよいでしょう。
まとめ
育休を取る際の、出産までの体験談を記載しました。
「決まったら前もって準備しておく、なぜならこういう状況が発生するから」ということをさらっと書いてみました。いずれも、私の当時の体験だったり頭の整理を書き起こしたものです。
次回は育児休業を実際に取得してみて、わかったこと・よかったことを記載していこうと思います。
ご覧いただきありがとうございました。