初心者が外貨建てMMF(米ドル)に100万円投資して2ヶ月。その成果は?【外貨建てMMF】

FIRE

こんにちは!たけのこです。

私は、2023年8月に外貨建てMMF(米ドル)を100万円分、投資しています。
それが2ヶ月後の2023年10月、どのような成果となっているかを記載します。

初心者なりに勉強して納得した部分も含めて、参考になりましたら幸いです!

外貨建てMMF とは何か?

下記の野村證券のサイトの説明文を用いて解説します。

外貨建て格付けの高い国債などの短期債券を中心に運用される。運用実績に応じて毎日分配が行われ、月末にその月の分配金をまとめて元本に再投資する1ヵ月複利の金融商品。原則、いつでも申込・換金することができるが、円を外貨に換えて申込み、換金時に外貨から円に換えることになるため、円とその国の通貨の交換レートによって為替差損益が生じる

引用元:野村証券 (https://www.nomura.co.jp/terms/japan/ka/gaikadatemmf.html

上記の太文字部分をまとめると、下記の通りです。
 ①外貨建てで格付けの高い国債などの短期債券
 ②1ヶ月複利の金融商品
 ③いつでも申込・換金することができる
 ④円とその国の通貨の交換レートによって為替差損益が生じる

この4つの特徴をそれぞれ深堀していきます。

【特徴①】外貨建てで格付けの高い国債などの短期債券
『外貨建て』という言葉が専門用語っぽくて怖いですが、いわゆる『外貨で投資します』ということを表しています。例えば「米ドル」です。

次に『格付けの高い』というのは、『損するリスクが低い』を意味します。

最後に『国債などの短期債券』というのは、実際は『国債、地方債、社債』です。国や地方、会社が発行する債券ですね。国や地方や会社が「お金を貸してください、あとで利子付けて返しますから」という時に発行するチケットが債券です。高い確率で返ってきそうですよね。

この『国債などの短期債券を丁度良く分散させて一つの欲張りセットにして投資運用する』というのが外貨建てMMFとなります。

【特徴②】1ヶ月複利の金融商品
ちょっと驚きですが、外貨建てMMFは1カ月ごとに利息が付きます。
この利子は、自動的に再投資される仕組みになっています。
ですので、増えている実感も得やすいという性質があります。

【特徴③】いつでも申込・換金することができる

記載の通り、売買タイミングにそれほど制限がない、ということです。
この性質は、預金の性質とほぼ一緒、ということです。

もちろん、外貨建てMMFを日本円にして出金するまでの手続きは少し発生しますが、それほどの手間ではないので、結果、『日本円で預金するくらいなら、外貨建てMMFの方が得になるのでは』といったことが見えてきます。

【特徴④】円とその国の通貨の交換レートによって為替差損益が生じる

この④が、唯一注意点となる性質かと思います。
①で記載したように、外貨建てMMFは『外国のお金』で投資します。具体的には『米ドル』などです。
一方で、日本人が持っている通貨は『円』です。

なので、いわゆる100万円で投資したいけど、それって米ドルでいうと何ドル?ということが発生します。そして、米ドルで増えたけど、日本円に戻したら何円になるの?ということも発生します。

円の価値が、米ドルに対して安くなると、円安。
円の価値が、米ドルに対して高くなると、円高。

この外貨建てMMFは、日本円を米ドル(等)にして投資して、最後に、米ドルを日本円に換金して利益を得る、という流れになります。ですので、『円高の時に買い、円安の時に売る』と、運用実績に寄らずに利益が出る、という性質があります。いわゆる、外貨預金と同じように、円安進行時に得をするというものになります。

外貨建てMMF 米ドル選択時の利回り(2023年10月時)

SBI証券で、2023/10/2時点での平均利回りが確認できます(↓)

確認できる通り、米ドルであれば、なんと約4.8%の利回りです。
これは、現在のアメリカの長期金利高により引きあがっている状況とのこと。

金利とは、国が「お金貸すならこれくらいの利子にしてね」というもので、いわゆる国がお金を借りる「債権」における利子にも影響します。利子が上がるということは、債権を買った受け手としては、利息が増える、ということを意味します。結果として、アメリカの長期金利高の現在、米ドル建てMMFはナイスな選択という状況になっています。

ただし、同時に現在は円安がぐぐーっと進んでしまったため、今後、円高へ針が振れるようであれば、為替差により元本マイナスとなるリスクもあるので、そこだけは注意が必要です。たとえば、日本政府の円安介入(政府保有の米ドル売って日本円を買う)みたいなことが起こると、これは米ドル建てMMF投資している身としてはリスクとなります。

また、トルコリラや南アフリカランドは利回りが非常に高いですが、米ドルとは違い、国情勢的に投資リスクが高いと言われているようでした。こちらは詳しくないので、割愛します。

といったここまでのお話も含め、下記のBANK ACADEMYさんの動画がものすごくわかりやすかったため、併せてご覧いただければと思います(多角的に理解が深まります)

【メリットあり】外貨建てMMFってなに?外貨預金との比較も併せて、初心者向けに分かりやすく解説!
※本動画はPR・プロモーションを含みます00:00 オープニング00:43 本動画の結論01:44 外貨建てMMFとは?09:07 外貨預金等と比較【24,000部突破!お金の不安がなくなる資産形成1年生】●Amazon●楽天ブックス

外貨建てMMF 2ヶ月後の成果は?

SBI証券の実際の画面を見てみます!

私は「ゴールドマン・サックスの米ドル建てMMF」を「1,000,000円」を購入しています。
それが2ヶ月後、図の赤枠部分の通り「1,045,027円」の評価額になりました!(うれしい)

次に増えた理由ですが、それは『為替差』と『利息』になります。

【増えた理由①】為替差
図の青枠2つを比較します。
 ・取得時の為替レートは「144.20」とあります。
 ・現時点の為替レートは「149.77」とあります。
つまり、取得時の為替レートは1ドル=144.20円だったのに対し、現時点では1ドル=149.77円である、ということになります。つまり、ドルで投資している外貨建てMMFの場合、ドル>円の構図が強まると得をする、という状況になります。

もちろん、円高になり取得時のレートに戻ってしまえば利益は「0」なので、この含み益は増やすものという捉え方はしません。円安の時に売ると得をする、という売買タイミングを計る上で考えるところとなります。

【増えた理由②】利息
先ほど、この外貨建てMMFは1ヶ月毎に利息が入る、と記載しました。
実際の私のこの取引履歴を見るとその様子が確認できます。

青枠部分の通り、私は8/4に「ゴールドマン・サックス・米ドルファンド」の購入受領をしています。
100万円分ですが、取引自体はドルで実施されているので「6,936.25 米ドル」となっています。

それが次の赤枠部分の通り、「8/31に19.84米ドル、9/29に21.46米ドル」の再投資が行われているのが確認できます。ちなみに、19.84米ドル=2,956.16円、21.46米ドル=3,197.54円(レート1ドル=149円の場合)となります。毎月約3,000円が再投資されている、ということです。

つまり、2ヶ月で約6,000円分のドルの元本(投資している額)が増えている、という状況になります。元本が増えるということは、その元本に対して利息が付きますので、複利効果でどんどん増える、という状況になります。これが1ヶ月毎に起こるので、スピーディに溜まっていく資産となっています。

先ほどの①とは違い、この利息効果は確実に積みあがっていく利益となりますため、主にこの②の効果を狙った投資と考えると、評価額下落時も安心していられるのかなと考えています。

外貨建てMMF まとめ

結果ですが、
 2023/8/4に米ドル建てMMFに100万円を投資したら
 その2ヶ月後2023/10/2時点で、+45,027円の含み益となった。
でした。

2023年8月に「なんか今、外貨建てMMFが良いらしい」という噂を聞きつけ、やってみた!というアクションでしたが、実際やってみるとその内容がわかるようになった、ということで手探りでアウトプットしてみました。

「アメリカの長期金利上昇・円安進行」の2つの要素があると、強い商材であることがわかりました。
次に、ドルを持っておくなら外貨建てMMFで利息も得る、というのも実際に納得できました。

同じ感覚を少しでも掴んでいただけたら幸いです。

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