こんにちは!30代男性会社員のたけのこです。
私は2023年5月~11月の6ヶ月間、第一子出生に伴い育児休業を取得しました。
結論から言うと、「本当に取ってよかった!!」の一言です。
育児休業取得 ~ 終了までの記録を残しておこうと思いました。
男性で長期育児休業を検討している方や、周りで予定がある方がいたら、
ひとつの体験談としてご覧ください。
特に、
・会社に対してなんて言おう?
・自分の奥様から長期育休をお願いされたけど、自分自身、判断がついていない、、
という方に、頭の整理の手助けができればと思います。
6ヶ月育休 取得経緯
毎日だいたい朝9時~22時までデスクワーク。お昼休みは10分ほど。
30代に入ってある程度の裁量を得ることができ、世界を変化させている実感もあったので、時間の余白がなくてもそれほど不満ではありませんでした。ただもしかすると、余計なことは深く考えない体質に変化していたのかもしれません。
そんな中で、第一子を授かりました。
元々は、育児休業は取れて2週間くらいかな、くらいに思っていました。
しかし、妻からの提案はなんと6ケ月。
そんな破天荒なこと、会社に言えないよぉ、、が、最初の感想でした。
とはいえ、ちょっと考えてみることにしました。喉がなくならない限り、物理的に会社に言えないことはないはず。ではなぜ自分にとってそれは障壁なのか、という点に、純粋に興味がわきました。
6ヶ月育休 障壁
洗い出すとこんな感じでした。
<6か月の育児休業を取りたくない理由>
①会社の事業が、停滞する
②自身の評価が、悪化する(昇進、職場の人間関係など)
あっけないことに、主語と動詞だけのシンプルな理由にすると、たったこれだけでした。
さらに考えてみると、、、
①会社の事業が、停滞する
→ 停滞は会社にとって痛手なので、組織が人を補填するはず。
②自身の評価が、悪化する
→ 私自身、昇進には興味がない。また、職場の人間関係が悪化した場合は、信頼を築けていなかった自分の責任。うまくいかなければ転職すればよい。
結果としてわかったことは、「私自身は社会の旧来の常識にハマっていただけで、冷静に考えると6ヶ月の育休は自分の環境にダメージを与える選択ではない」ということでした。
6ヶ月育休 利点
一方で、6ヶ月の育児休業を取った場合の利点を洗い出してみました。
<6ヶ月の育休を取った場合の利点>
①私が、長期にわたり子どもの成長を日々見守れる
②妻が、長期にわたり子どもの育児に余裕を持てる
こちらも、シンプルにするとたったの2つ。定量化できないふんわりした利点であるものの、言い換えると「計り知れない」と捉えました。文字通り。
6ヶ月育休 理論武装
すでに6ヶ月育休に心が傾いていましたが、ここからさらに理論武装します。
<なぜ6ヶ月の育休を取るか>
①日本政府が男性の育児休業取得の推進をし始めたため
②今後の人生で6ヶ月も仕事から離れるチャンスは無いため
③6ヶ月育休を先行して体験した先輩の感想が「本当に良かった」であったため
④夫婦共働き&上京しており、両親の助けを借りられないため
①は会社に向けての暗黙の説得材料、②は自分の人生体験としての希少性による価値、③は行動から得られる満足の期待値が高いという証左です。④は私固有の状況ですが、納得感を持たせるためのよい理由になりました。
特に②に関しては、「6ヶ月もあれば自分の人生を一度棚卸して、リニューアルできるのではないか?」という期待感もありました。
6ヶ月育休 判断サマリ
結果、思い切って6ヶ月の育休を申請することにしました。
逆に、「1年の育休にしないのか?」という点もありましたが、これは収入の不安により見送りました。育休は6ヶ月目以降は育児休業給付金が、収入の半分までとなってしまうためです。
<育児休業給付金>
誕生~6か月目(181日)まで : 育休取得前の6ヶ月間平均日割給与額(額面)の67%
7ヶ月目(182日)~1年目まで : 育休取得前の6ヶ月間平均日割給与額(額面)の50%
給付条件や給付上限額、今後の政府の動きなどもありますので、くわしくは下記のまとめ記事をご覧ください。男性の育休手当についてわかりやすく書かれています。
男性の育休中、給与はどうなる? 給付金の申請や計算方法を解説!
私が「6ヶ月育休にする」と判断した経緯としては上記の通りまででした。
あとはこれを実現に向けて調整する、という作業があるのですが、これは次回に記載します。
6ヶ月育休 別理由による判断
もちろん、他にも様々な理由によって判断が分かれるところかと思います。
たとえば、下記のような状況です。
①会社で将来重要なポストに就きたい。高いキャリアを達成したい
②会社で重要なポジションを任されているので、抜けられない
③明らかに会社が育休に対して寛容ではない
もしそれぞれの状況になった時に、私だったら次のように考えます。
①の場合:育休中は仕事による成果が出せない。なので、人生で達成したい高いキャリアがある場合においては仕事を優先した方がよいと思える。
②の場合:抜けられないと思うのは、自分自身の思い込みではないか(かつての私と同じように)。またこれからの時代、後輩のために先陣を切って育休を取るのも実体験として有益ではないか。
③の場合:その会社に対する不信感はないか。不信感がある場合は転職を検討するのが良いかもしれないし、不信感がない場合には会社に迷惑をかけるかもしれないことを自分自身が気にしているのを言い換えているだけかもしれない。
少しでも参考になれば幸いです。